新形式TOEFL対策の落とし穴|英語力向上だけでは失敗しやすい理由と対策【2026年版】

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「新形式TOEFLに向けて英語力だけ高めておけば、本番でも十分に対応できる」と考えていませんか。

しかし、実際の新形式での受験者レビューを見ると、旧形式TOEFL112点、英検1級、TOEIC Listening満点、ネイティブレベルなど、高い英語力を持つ人でも、新形式特有のスピード感や解答方法に苦戦しており、それゆえ失点していることが分かります。

新形式TOEFLでは、短時間で異なる問題形式へ頭を切り替える力、一度だけ流れる音声へ即座に対応する力、聞いた英文を短期記憶に保持して再現する力などが求められます。さらに、アダプティブ方式、設問ごとの制限時間、画面操作、試験終盤の疲労など、高い英語力だけでは対応しにくい要素も少なくありません。

このページでは、新形式を実際に受験した人の口コミ・レビューをもとにして、留学経験者が各技能ごとに、テストへの不慣れで生じやすい失敗について解説します。

そのうえで、新形式への不慣れによる失点を減らし、本来の英語力を発揮するために、どのような模試を使って対策すべきかを解説します。

このページを読み進めることで、新形式TOEFL対策の思わぬ落とし穴に気づき、適切な対処法を知ることができ、再受験のリスクを抑えながら、コスパ・タイパよく目標スコア達成へ近づくことができるようになります。

目次(クリックすると移動できます)

セクション1|新形式TOEFL対策では「英語力」と「テスト慣れ」の両方が必要

新形式TOEFLで実力を発揮するためには、英語力を高めるだけでなく、問題形式や試験の進み方に慣れておくことも重要です。

文章を読める、英語を聞き取れる、英文を書ける、英語で話せるという力があっても、新しい出題形式や制限時間に慣れていなければ、本番で戸惑う可能性があります。

たとえば、次のような対応が求められます。

  • Readingでは、問題形式を理解し、限られた時間内に読み進める
  • Listeningでは、流れる音声から必要な情報をその場で捉える
  • Writingでは、課題の意図を理解し、時間内に文章を完成させる
  • Speakingでは、短い準備時間で内容を整理し、回答時間内に話し切る

さらに、TOEFLはパソコン上で受験するため、画面の見方やボタン操作、次の問題へ進む手順にも注意が必要です。内容を理解できていても、操作を誤れば、本来の実力を十分に発揮できないことがあります。

新形式への変更点を読むだけでも、試験の概要は理解できます。しかし、実際の試験では、問題を解きながら時間を管理し、画面を的確に操作し、次の課題へ対応しなければなりません。

そのため、新形式TOEFLの対策では、変更内容を知るだけでなく、本番に近い形式で問題を解き、4技能の出題形式と試験全体の流れに慣れておくことが大切です。

ここからは、Reading・Listening・Writing・Speakingの各技能と、画面操作・試験進行について、受験者の口コミやレビューをもとに注意点を確認していきます。

セクション2|Readingは3種類の問題を短時間で次々と解く新形式への慣れが必要

2026年1月からの新形式TOEFLでは、Readingの出題形式が大きく変わりました。

旧形式は、約700語のアカデミックな長文2題に対して20問を35分で解く構成でした。新形式では、次の3種類の問題を最大50問、約30分で解きます。

  • Complete the Words
  • Read in Daily Life
  • Read an Academic Passage

単純計算では、新形式は1問あたり約36秒です。もちろん、単語の一部を補う問題と文章を読んで答える問題では、1問に必要な時間が異なるため、すべてを36秒で解くわけではありません。

それでも、旧形式のように長文をじっくり読みながら設問に答えるだけではなく、3種類の問題形式に合わせて次々と頭を切り替えながら、短時間で正確な判断を続けるスタイルに変わったことは確かです。

旧形式112点のTOEFL講師でも、新形式の速さと問題に苦戦

新形式を実際に受験したあるTOEFL講師は、旧形式TOEFLで112点、TOEIC L&Rで990点、英検1級を取得しており、高い英語力を保持していました。

それでも、受験後の全体的な感想として、特に強く指摘していたのが時間の少なさです。

「やはり時間のなさですね。」

時間をかけて正解できるだけでは高得点を取りにくく、練習段階からスピードを保ったまま正答し続けられるかを意識する必要があると評価しています。

3種類の問題で、それぞれ次のような難しさを感じていました。

Complete the Words

Complete the Wordsでは、一部の問題で答えが分からなかったと振り返っています。

この形式では、文章中の単語から一部の文字が消されており、文脈を読みながら単語を完成させます。分からない単語が残るほど文章全体の意味も捉えにくくなるため、一つの問題で迷うと、その後の判断にも影響する可能性があります。

時間に余裕がないなかで、語彙・文法・文脈を同時に判断し、次々と文字を補わなければなりません。

Read in Daily Life

Read in Daily Lifeは、メールや案内などの日常的な文章を読む形式です。

一見するとアカデミックな長文より簡単に見えますが、この講師は、想定していたより読む量が多く、これまで練習した同形式の問題より難しい設問もあったと振り返っています。

短い文章だから簡単とは限らず、限られた時間で要点や細部を捉え、迷わず選択肢を選ぶ必要があります。

Read an Academic Passage

Read an Academic Passageでは、旧形式より短いアカデミックな文章を読みます。

しかし、この講師は文章そのものを理解できても、選択肢が紛らわしく、2択から絞りにくい問題があったと評価しています。

時間をかけて本文と選択肢を照合すれば解ける問題でも、新形式では一問に長くとどまっている余裕がありません。迷ったときにどこまで考え、どの時点で次へ進むかという判断も必要です。

難しいのは、「短時間での正解」を繰り返し続けること

このレビューから分かるのは、新形式Readingの難しさが、単に英文の難易度だけで決まるわけではないことです。

旧形式112点の英語力があっても、次の処理を短時間で繰り返すうえで苦戦していたことが見て取れます。

  • 欠けている単語を文脈から判断する
  • 日常的な文章から必要な情報を素早く探す
  • アカデミックな文章の内容を理解する
  • 紛らわしい選択肢を比較する
  • 難しい問題に時間を使いすぎず、次へ進む
  • 問題形式が変わったら、読み方や考え方を瞬時に切り替える

新形式では、長文1題に集中するのではなく、3種類の問題形式に合わせて頭を切り替えながら、正解を積み重ねていくことが求められます。

したがって、語彙や読解力を高めるだけでは十分とはいえません。問題形式ごとの練習に加えて、本番と同じ時間制限のなかで一連の問題を約30分間解き続け、新形式特有の速度と切り替えに慣れておく必要があります。

セクション3|Listeningはスピード感と一発勝負の新形式への慣れが必要

2026年1月からの新形式TOEFLでは、Listeningの出題形式も大きく変わりました。

新形式では、次の4種類の問題を最大47問、約29分で解きます。

  • Listen and Choose a Response
  • Listen to a Conversation
  • Listen to an Announcement
  • Listen to an Academic Talk

音声の内容を聞き取る力が必要なのは従来と同じです。しかし、新形式では、設問ごとに短い制限時間が設定され、次の問題を先読みできない状態で、一度だけ流れる音声に即座に対応しなければなりません。

そのため、英語力が高くても、新形式特有のスピードや進行方法に慣れていなければ、聞き取れた問題でも得点を失う可能性があります。

旧形式112点のTOEFL講師でも、新形式のスピードについていけなかった

上掲のTOEFL講師は、旧形式と同じ感覚で時間をあまり意識せずに選択肢を検討していたところ、解答を選ぶ前に制限時間が終了し、2問で時間切れになってしまったと報告しています。

正解を慎重に検討している間に、解答できる時間がなくなったという失敗です。

他のTOEFL対策講師のKさんも、自身の本試験経験、受験者からの報告、ETSの公開情報をもとに、新形式Listeningの時間制限について分析しています。

各問の制限時間が30秒ほどなため、一つの問題を早く解いて時間を貯め、難しい問題に長く使うことはできません。迷っている間にも設問ごとの時間は進み、解答を選ばなければ未解答のまま次の問題へ移る可能性があります。

したがって、新形式Listeningでは、正解が分かることに加えて、30秒程度のなかで解答を終えるスピード感が必要です。

音声は一度だけで、次の問題を先読みできない

新形式Listeningでは、音声が流れる前に問題や選択肢を確認して、聞くべき情報を準備することもできません。

旧形式TOEFL90点超の新形式受験者は、音声が一度しか流れないなかで細部をすべてメモしようとすると、かえって話全体の流れを捉えにくくなると振り返っています。(4)

すべての単語や数字を記録しようとするのではなく、次のような情報を音声を聞きながら整理する必要があります。

  • 会話や講義の主題
  • 話し手の目的
  • 結論とその理由
  • 具体例が示された意図
  • 話し手が次に取る行動

さらに、ある英語スクールの受験レビューでは、新形式Listeningは選択肢が1問ずつ表示されるため、TOEICのように次の問題を先読みできなかったと報告されています。(2)

事前に選択肢を読んでおけば、「日時を聞かれる」「理由を聞かれる」と予測しながら音声を聞けます。しかし、新形式では、何が問われるか分からない状態で音声全体を聞き、終了後に表示された問題へ対応しなければなりません。

従来の先読みを前提とした解き方ではなく、音声の流れや話者の意図をその場で把握し、必要な情報を記憶しながら解くことが求められます。

新形式のスピード感のなかで、「一度だけ聞いて即座に正解」を繰り返すことが求められる

これらのレビューから分かるのは、新形式Listeningでは、Readingと同様に速いスピード感で、一発勝負で正解を出し続ける必要があることです。

制限時間が短いにもかかわらず、事前準備ができず一発勝負であるため、常に相応の緊張感が必要です。間違えても次々と問題が出てくるので、すぐに気持ちを切り替えることも大切です。

しかも、モジュール1の出来が悪ければ、アダプティブ方式で難易度が調整されます。簡単になった場合にも、ショックを受けずに正解を出し続ける必要があります。

そのため、本番と同じように、選択肢を先読みできない状態で音声を一度だけ聞き、設問ごとの制限時間内に解答する新形式の進行を繰り返し経験しておくことが重要です。

セクション4|Writingは3種類の課題を短時間で処理する新形式への慣れが必要

2026年1月からの新形式TOEFLでは、Writingも出題形式が大きく変わりました。

新形式では、次の3種類、合計12問を約23分で解きます。

  • Build a Sentence
  • Write an Email
  • Write for an Academic Discussion

Build a Sentenceでは、語句を正しい順序に並べて英文を完成させます。Write an Emailでは、大学生活や日常生活で想定される場面に応じてメールを書きます。Write for an Academic Discussionでは、オンライン上の授業内討論に参加する形で、自分の意見と根拠を示します。

従来のようにアカデミックな英文を書くことだけが求められるのではありません。新形式では、3種類の課題へ頭を切り替えながら、指示を素早く理解し、限られた時間内に必要な内容を書き切ることが重要です。

旧形式90点超の受験者でも、じっくり考える時間はなかった

旧形式TOEFL90点超の新形式受験者は、Write an EmailとAcademic Discussionについて、内容をじっくり考える余裕はなかったと振り返っています。(4)

完璧な英文を作ろうとして時間を使うよりも、まずは問題で指示された内容をすべて含め、制限時間内に完成させることが重要だったと評価しています。

英語力がそれなりに高くても、表現や構成を慎重に検討しすぎれば、必要な内容を書き切れない可能性があります。そのぐらい制限時間は厳しいです。

新形式Writingでは、次のような判断を短時間で行わなければなりません。

  • 誰に向けて書くのか
  • 何を伝えるよう指示されているのか
  • 指定された内容をどの順番で書くのか
  • どの程度の丁寧さや文体が適切なのか
  • 見直し時間を残すため、いつ書き終えるのか

英文を作る力だけでなく、問題の条件を即座に読み取り、必要事項を漏らさず文章にする新形式の処理に慣れる必要があります。

Write an Emailでは、長さより指示への的確な対応が重要

カナダ生まれで、カナダと日本の大学を卒業し、TOEFL・IELTS・英検などを指導するバイリンガル講師も、新形式Writingでは簡潔さが重要だと評価しています。(7)

特にWrite an Emailでは、箇条書きで示された指示に対し、的確で分かりやすい内容を書く必要があります。複雑な構文を使って文章を長くするよりも、求められている内容を整理し、読み手へ明確に伝えることが重要だという判断です。

ここでは、英語がネイティブレベルでも、自由に書いてうまくいくわけではない点が重要です。短い制限時間で多くのタスクをこなすため、ネイティブレベルでも形式にしっかり対応した攻略が求められることが分かります。もちろん、英語力がネイティブレベル未満なら、なおさら求められます。

Write for an Academic Discussionでは、立場と根拠を短時間でまとめる

Write for an Academic Discussionでは、教授が示した問いと他の学生の投稿を読み、オンライン上の討論に参加する形で自分の意見を書きます。

次の内容を短時間でまとめなければなりません。

  • 問いに対する自分の立場
  • その立場を支持する理由
  • 理由を説明する具体例
  • 他の投稿を踏まえた意見
  • アカデミックな場に合う文体

時間内に書き終えるには、問題を読んでから長く考えるのではなく、立場と理由を早めに決め、文章の作成へ移る必要があります。

Write an Emailとは目的や文体が異なるため、課題が切り替わったら、誰に何を伝える文章なのかをすぐに判断しなければなりません。

難しいのは、指示を理解してから時間内に書き切ること

新形式Writingの難しさは、難しい語彙や複雑な構文を使えるかどうかだけではありません。

約23分間で、次の処理を行う必要があります。

  • 語句の関係を判断して正しい英文を組み立てる
  • 問題の場面や相手との関係を把握する
  • 箇条書きで示された指示をすべて確認する
  • メールに必要な内容と順序を決める
  • Academic Discussionで自分の立場と根拠をまとめる
  • 制限時間内に文章を完成させる
  • 残った時間で文法やスペルを確認する

Build a Sentence、Write an Email、Academic Discussionの順に課題を処理し、短時間で指示を満たした文章を書き切る進行を、本番形式の演習や模試で繰り返し経験しておくことが重要です。

セクション5|Speakingは終盤の疲れの中で短期記憶もフル活用した解答形式への慣れが必要

2026年1月からの新形式TOEFLでは、Speakingも出題形式が大きく変わりました。

新形式では、主に次の2種類の課題へ取り組みます。

  • Listen and Repeat
  • Take an Interview

Listen and Repeatでは、流れた英文を聞き、その内容をすぐに繰り返します。Take an Interviewでは、インタビュー形式で示される質問に対し、自分の考えや経験を英語で答えます。

従来のSpeakingのように、資料の内容を整理して要約するだけではありません。新形式では、聞いた英文を短時間だけ記憶して再現する力と、質問に対する答えを即座に組み立てて話す力が求められます。

そのため、英語を理解できることや日常会話ができることと、新形式Speakingで安定して解答できることは同じではありません。

バイリンガル講師でも、Listen and Repeatには独特の難しさがあった

上掲のカナダ生まれのバイリンガル講師は、新形式全体について、まず試験のスピード感に驚いたと報告しています。(7)

特に難しさを感じたのが、Listen and Repeatです。

この課題では、英文の意味を理解するだけでなく、聞いた語句や文の順序を一時的に記憶し、すぐに再現しなければなりません。講師は、瞬間的な記憶力と情報処理力が必要であり、ネイティブレベルの英語力があっても、自信を持って解答するのは簡単ではなかったと評価しています。

ここで重要なのは、英語を自然に理解できる人でも、聞いた文をそのまま保持して再現する形式には別の練習が必要だという点です。

普段の英会話では、相手の発言の意味を理解できれば会話を続けられます。しかし、Listen and Repeatでは、意味が分かっていても、具体的な名詞や表現の一部を忘れれば、元の文を正確に再現できません。

英検1級保持者でも、具体的な名詞を保持できなかった

上掲の英検1級の教務マネージャーも、Listen and Repeatには準備段階から苦戦したと報告しています。(2)

本番では、具体的な名詞が2~3個含まれる英文を聞いた際に、そのすべてを記憶したまま発話することができない問題がありました。

英検1級に合格できる英語力があっても、試験終盤の疲労の中で、次の処理を短時間で連続して的確に行うのは簡単ではありません。

  • 一度だけ流れる英文を聞き取る
  • 文の意味を理解する
  • 語句と語順を一時的に記憶する
  • 録音開始に合わせて発話する
  • 記憶した英文を正確に再現する

また、音声が終了してから録音が始まるまでには、わずかな間があります。その時間に内容を頭の中で整理する、重要な語をメモするなど、実際の出題と録音の流れを経験して初めて使いやすくなる工夫もあります。

本番形式の演習や模試で、音声の終了、録音開始前の間、合図、発話開始までの流れを繰り返し経験しておくことが重要です。

TOEIC Listening満点でも、正確な再現には苦戦した

TOEIC935点、Listening満点を取得している新形式受験者も、Listen and Repeatを特に難しい課題として挙げています。(5)

最初の2問程度は正確に再現できたものの、その後は聞いた英文を十分に保持できず、思うように発話できなかったと報告しています。

この事例からも、音声を聞き取る力と、聞いた英文を語句単位で保持して再現する力は別であることが分かります。

Listeningで高得点を取れる人は、英文の意味や要点を理解する力を持っています。しかし、Listen and Repeatでは、意味を理解するだけでなく、聞いた直後の文をできるだけ正確に再現する必要があります。

したがって、通常のリスニング問題を解くだけでなく、英文を一度聞いてすぐに繰り返す練習を重ね、新形式特有の頭の使い方に慣れる必要があります。

Take an Interviewでは、内容を増やしすぎず時間内に話し切る

Take an Interviewでは、示された質問に対して、自分の考えや経験を英語で答えます。

自由に話せるように見えますが、限られた時間で次の処理を行わなければなりません。

  • 質問の意図を理解する
  • 自分の立場や結論を決める
  • 理由や具体例を考える
  • 話す順序を整理する
  • 制限時間内に発話を終える

TOEIC Listening満点の受験者も、Take an Interviewで内容を詰め込みすぎ、最後まで話し切れなかった問題があったと報告しています。(5)

多くの情報を盛り込めば高く評価されるとは限りません。まず結論を示し、その理由や具体例を簡潔に説明して、時間内に発話を完結させることが重要です。

そのため、質問を見てから長く考えるのではなく、短時間で話す内容を決め、決められた時間に収まる分量で発話する練習が必要です。

難しいのは、記憶・整理・発話を止めずに繰り返すこと

新形式Speakingの難しさは、疲労感の中で短期記憶をフル活用しながら、制限時間内に正解を発話し続けることです。

カナダ生まれのバイリンガル講師、英検1級保持者、TOEIC Listening満点の受験者でも、それぞれ新形式特有の処理に難しさを感じています。

したがって、英会話や発音の練習だけでは十分とはいえません。Listen and RepeatとTake an Interviewを本番と同じ流れや時間制限で解き、聞き取り・記憶・発話を連続して行う新形式に慣れておくことが重要です。

セクション6|その他のテスト慣れ

新形式TOEFLで実力を発揮するためには、4技能の問題に慣れるだけでは十分とはいえません。

TOEFLはパソコン上で進行するため、画面の表示、ボタン操作、制限時間、音声や録音の開始などを適切に理解し、即座に対応する必要があります。会場受験では、周囲の受験者の発話が聞こえることもあります。

英語の問題自体には対応できても、操作を誤ったり、会場の環境に動揺したりすれば、本来取れるはずだった得点を失う可能性があります。

操作を誤り、Readingが途中で終了してしまった受験者もいる

ある新形式受験者は、Readingで画面上の操作を誤り、意図せず次の段階へ進んでしまったと報告しています。(3)

まだReadingの問題が残っていたものの、ボタンの誤操作によってセクションを終了してしまいました。この場合、後戻りできないため、未解答部分はそのまま失点になります。

そのため、次の点を認識しながら操作する必要があります。

  • 現在どの問題やモジュールに取り組んでいるか
  • 次へ進むボタンがどのような役割を持つか
  • 残り時間や未解答の問題がないか

TOEFLのUIに不慣れだと、思わぬところで失点するリスクがあります。

英語力とは別に、本番に近い画面で問題を進め、解答の確定や画面遷移を落ち着いて行う経験が大切です。

Speakingでは周囲の受験者の声が聞こえることがある

会場受験では、全員が完全に同じタイミングでSpeakingを始めるわけではありません。

受験者ごとの進行状況によっては、自分が音声を聞いたり英文を記憶したりしている途中に、周囲の受験者が発話を始めることがあります。

上掲の旧形式TOEFL90点超の新形式受験者は、Listen and Repeatで英文を記憶している途中に周囲の声が聞こえ、覚えていた内容が飛んでしまったと報告しています。(4)

Listen and Repeatでは、疲労感の中で聞いた英文を短期記憶に保持し、直後に再現しなければなりません。そのため、ほかの人の声が聞こえてくると、記憶していた語句や語順が乱れる可能性があります。

高い英語力があっても、試験会場の音環境への対処は必要です。多少の騒音が聞こえる環境で模試を受けるなどして、対策できます。

模試では問題だけでなく、試験全体の流れも確認する

画面操作や試験会場の環境は、英単語や文法を学ぶだけでは対策できません。

本番形式の模試を利用する際には、正答数やスコアだけでなく、次の点も確認することが大切です。

  • 画面上で迷わず解答できたか
  • 制限時間を確認しながら進められたか
  • 誤って次へ進みそうにならなかったか
  • 音声終了から解答・録音開始までの流れを把握できたか
  • 長時間の試験後でもSpeakingへ集中できたか
  • 間違えた後に気持ちを切り替えられたか

もちろん、自宅で受ける模試と実際の試験会場では、パソコンやキーボード、周囲の音などが完全に同じになるわけではありません。

それでも、問題の表示、時間制限、音声、録音、画面遷移を含む一連の流れを経験しておくことで、本番で初めて対応しなければならない要素を減らせます。

新形式TOEFLでは、4技能の英語力に加えて、画面操作、試験進行、周囲の音、緊張への対応も必要です。本番で英語力を十分に発揮するためにも、問題を解くだけでなく、試験全体の流れに慣れておくことが重要です。

セクション7|新形式TOEFLは知識だけでなく実践練習が重要

ここまで見てきたように、新形式TOEFLでは、4技能それぞれで従来とは異なる処理が求められます。

Readingでは、3種類の問題へ頭を切り替えながら、約30分間にわたって短時間で正解を積み重ねる必要があります。

Listeningでは、次の問題を先読みできない状態で一度だけ音声を聞き、設問ごとの短い制限時間内に解答しなければなりません。

Writingでは、3種類の課題に応じて文体や目的を切り替え、指示された内容を漏らさず、限られた時間内に書き切る必要があります。

Speakingでは、試験終盤の疲労があるなかで、聞いた英文を短期記憶に保持して再現し、質問への答えも即座に組み立てなければなりません。

さらに、画面操作を誤って未解答の問題を残したまま次へ進んだり、周囲の受験者の声によって集中が乱れたりする可能性もあります。

このような新形式の特徴は、変更内容を読んで理解するだけでは、十分に対応できません。

英語力が高くても、新形式への不慣れで失点する

実際の受験レビューでは、次のような高い英語力を持つ人でも、新形式特有の進行や解答方法に苦戦していました。

  • 旧形式TOEFL112点の講師でも、Listeningで解答前に時間切れになった
  • 旧形式TOEFL90点超の受験者でも、Writingでじっくり考える余裕がなかった
  • カナダ生まれのバイリンガル講師でも、Listen and Repeatに独特の難しさを感じた
  • 英検1級保持者でも、聞いた具体的な名詞を短期記憶に保持できなかった
  • TOEIC Listening満点の受験者でも、英文の正確な再現に苦戦した

これらは、英語力が不足していたから起きた失敗とは限りません。

新形式で求められる解答速度、問題の切り替え、時間の使い方、短期記憶、画面操作に十分慣れていなかったことも、大きく影響しています。

英語力を高めることはもちろん重要です。しかし、英語力が高くなれば、TOEFL新形式に十分対応できるわけではありません。

技能ごとの練習だけでは分かりにくいこともある

単語、文法、読解、リスニング、英作文、英会話を個別に練習することで、各技能の基礎力は高められます。

一方で、技能ごとの練習だけでは、次のような点を把握しにくい場合があります。

  • Readingを約30分間解き続けたときに集中力を維持できるか
  • Listeningの設問ごとの制限時間内に迷わず解答できるか
  • Writingで考える時間と入力時間を適切に配分できるか
  • 試験終盤の疲労がある状態でSpeakingへ対応できるか
  • 間違えた問題を引きずらず、次の問題へ切り替えられるか
  • 画面上の残り時間や操作方法を確認しながら解き進められるか

新形式TOEFLで実力を発揮するためには、問題を一つずつ解けるだけでなく、試験全体の流れのなかで、制限時間を守りながら解答を続けられることが必要です。

本番形式で解くことで、自分の本当の課題が分かる

本番に近い形式で一連の問題を解くと、知識の不足だけでなく、新形式への対応面の課題も明確になります。

たとえば、次のような問題です。

  • 問題形式が変わるたびに判断が遅れる
  • 一問を慎重に考えすぎて時間切れになる
  • Listeningでメモを取りすぎて話の流れを見失う
  • Writingで内容を考えすぎて書き切れない
  • Speakingで記憶した英文が録音開始までに抜ける
  • 長時間の試験で後半の集中力が落ちる
  • 画面操作に迷い、解答へ集中できない

こうした課題は、問題形式や注意点を読んだだけでは気づきにくいものです。

実際に本番形式で解き、どこで時間を失ったのか、どの形式で判断が遅れたのか、試験後半でも集中できたのかを確認することで、必要な対策を具体化できます。

新形式への対応は、実践と修正の繰り返しで身につく

一度だけ本番形式の問題を解いただけで、すべての課題を克服するのは簡単ではなく、しばしば現実的でもありません。

重要なのは、次のサイクルを繰り返すことです。

  1. 本番形式で問題を解く
  2. 苦戦した技能や問題形式を確認する
  3. その対策をする
  4. 再び本番形式で解く
  5. 改善した点と残った課題を確認する

この繰り返しによって、単に問題の答えを覚えるのではなく、新形式のスピード、問題の切り替え、解答手順、試験全体の進行そのものに慣れていけます。

以上のように、新形式TOEFL対策では、英語力を高める学習と、本番形式で解く実践練習の両方が必要です。

セクション8|では、どうやって新形式TOEFLへ対策すべきか

ここまで確認してきた新形式特有のスピード感、問題形式の切り替え、短期記憶、画面操作などに慣れるには、4技能を本番と同じ流れで解く通し練習が必要です。

個別の問題演習でも、語彙力や読解力、リスニング力などは伸ばせます。しかし、技能を一つずつ練習するだけでは、試験全体の時間感覚や、後半に疲れた状態でWriting・Speakingへ対応する感覚までは十分つかめません。

そこで役立つのが、本番形式の模試です。

模試なら何でもよいわけではない

しかし、模試ならどれを受けても同じ効果を得られるわけではありません。

新形式TOEFLには、次のような特殊な要素があります。

  • Reading・Listeningのアダプティブ方式
  • 設問ごとに進むListeningの時間制限
  • 問題や選択肢を先読みできない進行
  • 解答後に元の問題へ戻れない画面操作
  • 4技能を連続して受けることで生じる疲労

テスト慣れを目的にするなら、問題の内容だけでなく、出題順、制限時間、画面表示、操作方法、音声や録音のタイミングまで、本番をできるだけ正確に再現した模試を選ぶことが大切です。

独自問題を通常の問題演習と同じ画面で解く英語スクールなどの独自模試では、新形式特有の進行へ慣れる効果は限られます。

最も本番に近い候補はETS公式模試のTPO

本番形式への慣れを重視する場合、まず候補になるのが、TOEFLを運営するETSの公式オンライン模試「TOEFL Practice Online(TPO)」です。

公式が提供するため、本番前の予行練習として信頼性の高い選択肢です。

しかし、改訂版TPOは1回5,500円です。費用面で無視できない問題があります。

テスト慣れを進めるには、一度受けて終わりではなく、次の流れを複数回繰り返すことが重要です。

模試を受ける

苦手な形式や時間配分を確認する

対策する

再び模試を受ける

しかし、TPOを複数回受ければ、その分だけ費用も増えます。たとえば5回なら27,500円、10回なら55,000円です。テスト慣れの重要性は理解できても、模試だけに大きな費用をかけるのは悩ましいところです。

Santa TOEFLなら公式準拠模試21回分を利用できる

そこで候補になるのが、Santa TOEFLの受験チケット付きキャンペーンです。

現在のキャンペーンには、次の内容が含まれています。

  • TOEFL iBT受験チケット1回分
  • 公式準拠模試21回分
  • 新形式TOEFL専用学習アプリ(Santa TOEFL)3か月分

料金は32,000円です。

Santa TOEFLはETSの公式パートナーで、公式問題と公式採点基準を用いた公式準拠模試を提供しています。本番の出題形式や画面、アダプティブ方式を再現しているため、独自問題だけで作られた一般的な模試よりも、本番に近い条件で練習できるのが特徴です。

TPOそのものではありませんが、公式問題と公式採点基準を使い、本番形式を再現した模試を21回分利用できるため、新形式へのテスト慣れを進めるには十分な回数があります。

受験チケットとほぼ同じ費用で、模試と対策アプリも使える

日本国内のTOEFL iBT通常受験料は約31,000円(US$195)です(1ドル160円程度の場合)。円安が進めば、さらに高くなります。

Santa TOEFLのキャンペーンは32,000円なので、通常の受験チケットとほぼ同じ価格です。

その金額で、受験チケットに加えて次の内容まで利用できます。

  • 公式準拠模試21回分
  • 新形式対策アプリ3か月分
  • 4技能の問題演習
  • Speaking・Writingの無制限の即時添削

つまり、本番受験に必要なチケットを確保しながら、目標スコアを達成するために特化した英語力アップとテスト慣れを同時に進められるセットです。

TPOを必要な回数だけ個別に購入する場合と比べても、模試費用を抑えやすくなります。

公式準拠模試は、受験時期の判断にも活用できる

TOEFLは、実際に受験すれば必ず目標スコアへ届く試験ではありません。むしろ、ネット上で確認する限り、スコア達成に複数回の受験が必要なケースは少なくありません。

準備が不十分な状態で受験し、目標スコアへ届かなければ、再受験が必要になります。そのたびにUS$195の受験料がかかるため、できるだけ目標達成の可能性が高いタイミングで受験したいところです。

公式準拠模試を繰り返し利用すれば、次の2点を同時に確認できます。

  • 新形式への不慣れによる失点が減っているか
  • 現在の英語力が目標スコアへどの程度近づいているか

最初は英語力があっても、時間切れ、問題形式の切り替え、画面操作などでスコアを落とす可能性があります。

しかし、模試と対策を繰り返すことで、テスト慣れによる失点が減れば、模試のスコアも本来の英語力に近づいていきます。

さらに、複数回の模試で安定して目標スコアへ届くようになってから、本番の受験チケットを使うことで、準備不足のまま受験して再受験になるリスクを抑えやすくなります。

このように、公式準拠模試は受験すべきタイミングを正確に見極めることで、再受験にかかる余計な時間と費用を回避するのにも役立ちやすいです。コスパ・タイパよく目標スコアを達成したい方に向いています。

SantaキャンペーンがTOEFL再受験にどのように役立つかは、以下で詳しく説明しています

TOEFL再受験に最適|約3万円で受験券・模試21回分・学習アプリセットの今だけキャンペーンが再受験にどう役立つかを徹底解説

21回すべてを使い切る必要はない

もちろん、公式準拠模試が21回分あるからといって、すべてを無理に受ける必要はありません。必要な回数は、現在の英語力、目標スコア、受験予定日によって異なります。

それでも、21回分もあれば、残り回数を過度に気にせず模試を利用できます。使うべきタイミングで、躊躇せずに使えることが大きな利点です。

新形式の問題へ初めて取り組む人から、本番直前の受験者まで、必要なタイミングで実践と確認を繰り返せることが、Santa TOEFLの公式準拠模試21回分の大きな利点です。

模試21回分の具体的な利用方法は以下で詳しく説明しています

【Santa TOEFL】模試21回分の効果的な使い方と利点および注意点は?

セクション9|まとめと次の一歩

新形式TOEFLでは、英語力を高めるだけでなく、問題形式や試験全体の進行に慣れておくことが重要です。

Readingでは、3種類の問題へ頭を切り替えながら、短時間で正解を積み重ねる必要があります。

Listeningでは、問題や選択肢を先読みできない状態で一度だけ音声を聞き、設問ごとの短い制限時間内に解答しなければなりません。

Writingでは、3種類の課題に合わせて目的や文体を切り替え、指示された内容を時間内に書き切る必要があります。

Speakingでは、試験終盤の疲労があるなかで、聞いた英文を短期記憶に保持して再現し、質問への答えも即座に組み立てます。

さらに、画面操作や残り時間の確認、周囲の受験者の声への対応など、4技能以外の要素も得点に影響します。

実際の受験レビューでは、旧形式TOEFL112点、英検1級、TOEIC Listening満点、ネイティブレベルなど、高い英語力を持つ人でも新形式特有のスピードや解答方法に苦戦していました。

つまり、新形式TOEFLで実力を十分に発揮するには、問題形式を知るだけでなく、本番に近い条件で4技能を通して解き、新形式のスピード、切り替え、時間制限、画面操作に慣れておく必要があります。

公式準拠模試21回分で、実践と確認を繰り返せる

Santa TOEFLの受験チケット付きキャンペーンには、次の内容が含まれています。

  • TOEFL iBT受験チケット1回分
  • 公式準拠模試21回分
  • 新形式TOEFL専用学習アプリ3か月分(4技能の問題演習・Speaking・Writingの無制限の即時添削)

料金は32,000円です。

通常のTOEFL受験チケットとほぼ同じ費用で、本番受験だけでなく、新形式対策と公式準拠模試によるテスト慣れまで進められます。

公式準拠模試は、単に形式へ慣れるためだけのものではありません。

模試を受ける

苦手な技能や問題形式を確認する

アプリで技能別に対策する

再び模試を、新形式への対応・慣れを意識しながら受け、伸びを確認する

というサイクルを繰り返すことで、新形式への不慣れによる失点を減らしながら、目標スコアへどの程度近づいているかも確認できます。

複数回の模試で安定して目標スコアを取れるようになってから本番を受ければ、準備不足による再受験のリスクも抑えやすくなります。

21回すべてを使い切る必要はありません。現在地の確認、対策後の効果測定、本番前の最終確認など、自分に必要なタイミングで利用できます。

1年以内にTOEFLを受験する予定があり、コスパ・タイパよく目標スコアを達成したい方は、Santa TOEFLの受験チケット付きキャンペーンを確認してみてください。

申し込む前に、アプリの機能、コスパ、口コミ、向いている人・向いていない人まで詳しく確認したい方は、当サイトのSanta TOEFL詳細ページをご覧ください。

Santa TOEFLの評判&留学経験者の詳細レビュー

参考ページ

参考ページ

セクション2

セクション3


(2)
【実録】TOEFL iBT®改訂版、受けてみた!新形式の変更点と攻略法を徹底レポート
https://www.nichibeieigo.jp/kotsukotsu/exam/9765/ (日米英語学院)

(4)
【受験してみた】新形式TOEFL iBT®の試験内容を解説|試験当日の流れ・持ち物・対策
https://www.best-teacher-inc.com/blog/toefl-report202601 (ベストティーチャー)

(6)
受けたから分かった! 新TOEFL受験で注意すべき点
https://note.com/tofure/n/n4f24860b43a0 (note(ノート))

セクション4

(4)
【受験してみた】新形式TOEFL iBT®の試験内容を解説|試験当日の流れ・持ち物・対策
https://www.best-teacher-inc.com/blog/toefl-report202601

(7)
TOEFL iBT新形式を講師が受けてきました!2026年最新テストから感じたこと|Home editionは避けるべき!?
https://www.tckwshop.com/tckblog/48634-2/

セクション5

(2)
【実録】TOEFL iBT®改訂版、受けてみた!新形式の変更点と攻略法を徹底レポート
https://www.nichibeieigo.jp/kotsukotsu/exam/9765/

(5)
TOEFL iBT Home Edition初受験(新形式)|1ヶ月対策で感じたこと・勉強法・当日の注意点
https://note.com/nice_marten848/n/nf9d14502861f

(7)
TOEFL iBT新形式を講師が受けてきました!2026年最新テストから感じたこと
https://www.tckwshop.com/tckblog/48634-2/

セクション6

(3)
TOEFL iBT受験録@中津
https://note.com/akariu22/n/na891ceeb6a98

(4)
【受験してみた】新形式TOEFL iBT®の試験内容を解説|試験当日の流れ・持ち物・対策
https://www.best-teacher-inc.com/blog/toefl-report202601

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